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核膜孔:有糸分裂における知られざる役割

研究論文概要

2012年2月

「核膜孔複合体(NPCs)」は、特定の局在と機能を持ったタンパク質のサブ複合体「ヌクレオポリン」で構成されています。あるものは核膜孔を核膜につなぎ止めておく作用に関与し、また別のものはNPCを介した分子輸送の媒介として機能します。しかし、NPCの翻訳後修飾がNPC機能の制御に与える影響については殆ど未解明です。

早川氏らは出芽酵母を使ってNPCタンパク質の50%以上がユビキチン修飾されていることを実証しました。興味深いことに、著者らはNPCの細胞質側に局在するヌクレオポリンNup 159のユビキチン化が、有糸分裂初期段階の核分離において重要な役割を担っていることを発見しました。ユビキチン化を阻止により分離作用に障害が起こることから、細胞分裂におけるNPCの知られざる重要な役割が浮き彫りとなりました。同研究での酵母細胞の画像化には、構造化照明顕微鏡法(SIM)の超解像技術が利用されました。ニコンのN-SIM顕微鏡の2D-SIMモードで画像を取得し、NIS-Elementsソフトで画像を再構築しました。

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